除菌脱臭機と空気清浄機の違いは?選び方や人気ランキングもご紹介

除菌脱臭機とは?空気清浄機との違いは?選び方も解説します家電
出典:Amazon

新型コロナによって注目を集めた「除菌脱臭機」。
ですがあまりメジャーな家電ではないため、ニュースでその名称が出ても、

除菌脱臭機って何?
空気清浄機とどう違うの?

という方も、多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、除菌脱臭機と空気清浄機との違い、除菌脱臭機の基本知識や選び方まで解説します。

「除菌脱臭機と空気清浄機のどちらを買おう?」と悩んでいる方に役立つ内容ですので、ぜひご覧ください。

◆おすすめの除菌脱臭機を知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。

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【除菌脱臭機と空気清浄機の違い1】除菌脱臭機とは?

除菌脱臭機とは?
出典:Panasonic

除菌脱臭機とは、イオンなどを空気中に放出し、「浮遊物質を直接除菌することで脱臭」する機器です。
脱臭の方法には各社の違いがあり、パナソニックは「次亜塩素酸」を、シャープでは「イオン」を放出して脱臭します。

また機種によっては、取り除くことが苦手な匂いもあるため、機種の選び方も大切です。

もともとメジャーな家電ではありませんでしたが、新型コロナ騒動でパナソニックの除菌脱臭機「ジアイーノ」が大注目。
注文が殺到して、一時期販売停止になるほどでした(現在は販売を再開しています)。

【除菌脱臭機と空気清浄機の違い2】除菌脱臭機と空気清浄機との違い

除菌脱臭機と空気清浄機との違い
出典:シャープ

除菌脱臭機とよく似た家電が、「空気清浄機です。
家電量販店でも「空気清浄機コーナー」の一角に、除菌脱臭機が置いてあります。

除菌脱臭機と空気清浄機は、「空気をキレイにする」という目的は共通しています。
そして2機種の違いは、次のとおりです。

除菌脱臭機と空気清浄機の違い
  1. 機器の構造
  2. 空気をキレイにする方法

まず空気清浄機は、フィルターで空気中の汚れを取ります。
空気中のホコリや花粉・菌などを吸い、フィルターで濾して、キレイな空気を放出します。

それに対して除菌脱臭機は、除菌する物質を放出して「ニオイのもと」に直接働きかけます。

メーカーによりちがいますが、パナソニックなら次亜塩素酸を、シャープならイオンを、マクセルならオゾンを空気中に放出して、浮遊物質を直接除菌します。

除菌脱臭機は「集塵(チリやホコリを集める)フィルター」は搭載していないため、原則としてホコリを取ることはできません。

【除菌脱臭機と空気清浄機の違い3】除菌脱臭機と空気清浄機のどちらを選ぶ?

出典:Amazon

空気清浄機は、原則としてフィルターで集じんします。
そして、ここ最近の機種ではフィルターが高性能になったことで、ウイルスレベルの粒子まで捕まえることができます。

しかし、除菌やウイルス対策を目的とするなら、カーテンやソファなどについた菌にまで直接働きかける除菌脱臭機がおすすめです。

このように、それぞれの特徴を理解し、使用目的によって使い分けてみてください。

  • ホコリを取るなら=空気清浄機
  • 除菌やウイルス対策なら=除菌脱臭機

◆空気清浄機の選び方を知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。

【除菌脱臭機と空気清浄機の違い4】除菌脱臭機の選び方

出典:Amazon

記事の最後に、除菌脱臭機の選び方をご紹介します。

[除菌脱臭機の選び方①]脱臭方法で選ぶ

まずは、どの脱臭方法がよいか選びます。

ダントツ人気のPanasonic ジアイーノは「次亜塩素酸(HOCI)」で除菌します。

次亜塩素酸は、プールの除菌や水道水の浄化にも使われる成分。
水道水と塩を電気分解して、発生させます。

シャープは、イオンの濃度を高めた「プラズマクラスターNEXT」で消臭。
マクセルは、イオンよりも除菌効果が高いとされる「オゾン」を使用します。

除菌脱臭機の選び方
出典:マクセル

そして脱臭方法によっては、取ることが苦手なニオイもあります。

たとえば「タバコ臭」は、シャープの「プラズマクラスターNEXT」では消臭可能ですが、Panasonic ジアイーノは「性能低下を招くため、喫煙環境では使用しないでください」としています。

気になるモデルがあれば、ホームページをみて、脱臭方法消臭できるニオイを確認するといいですね。

[除菌脱臭機の選び方②]脱臭する部屋の畳数(適用床面積)で選ぶ

選び方の2点目が、「脱臭する部屋の畳数(適用床面積)で選ぶ」です。
たとえば、Panasonic ジアイーノには次の3タイプがあります。

  • ~18畳(~30㎡):F−MV4100
  • ~12畳(~20㎡):F−MV2100
  • ~ 9畳(~15㎡):F−MV1100

設置したい部屋の広さに対応したモデルを選んでください。

[除菌脱臭機の選び方③]付加機能で選ぶ

3点目の選び方が「付加機能で選ぶ」です。
現在は「除菌脱臭」以外の機能をプラスしたモデルも販売されています。

たとえばシリウスの「Virus washer(ウィルスウォッシャー)」は、次亜塩素酸除菌脱臭機に空気清浄機能がプラスされました。

つまり、チリやホコリまで取ってくれます。

シリウスの「Virus washer(ウィルスウォッシャー)」
出典:シリウス

また、マクセルの「部屋干し用 オゾネオ(MXAP-ARD100)」は、除菌脱臭機に「サーキュレーター」がつきました。
ファンの風で、オゾンを洗濯物にダイレクトに当てることで、ニオイをすっきり取ることができます。

マクセルの「部屋干し用 オゾネオ(MXAP-ARD100)」
出典:マクセル

Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「除菌脱臭機」人気ランキング

Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「除菌脱臭機」人気ランキングは、こちらからご覧いただけます。
「どの除菌脱臭機がいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。

Amazon:脱臭機の売れ筋ランキング
楽天市場:脱臭機ランキング
Yahoo!ショッピング:脱臭機、消臭機ランキング

まとめ:除菌脱臭機と空気清浄機の違いを理解して、最適な機器選びを

この記事では、除菌脱臭機と空気清浄機との違い、除菌脱臭機の基本知識や選び方まで解説しました。

ぜひ記事を参考に、除菌脱臭機と空気清浄機の違いを理解して、あなたに最適な機器を選んでみてください。

◆おすすめの除菌脱臭機を知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

参考文献・サイト・データ

この記事では、こちらの文献やサイトを参考にさせて頂いています。

  • 雑誌『グッズプレス 2020年12月号』徳間書店
  • 総合カタログ『次亜塩素酸 空間除菌脱臭機』Panasonic
  • カタログ『オゾネオエアロ』maxell
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