山善の加湿器KS-A252を使いはじめて、はや2年が経過。
せっかくですので、使い続けた感想をまとめてみます。
そしてこの加湿器は「加熱スチーム式」なので、使ってわかったそのメリットデメリットも、あわせてご紹介します。
「加熱スチーム式加湿器ってどうなの?」という方は、ぜひご覧ください。
【レビュー・口コミ】山善の加湿器KS-A252を2年使った感想
それではここから、山善の加湿器KS-A252を2年使った感想をお伝えします。
それぞれの評価は「◎、◯、△、✕」の4段階で出していきますね。
【山善の加湿器KS-A252の感想1】加湿性能 = ◎
KS-A252の適用床面積は「木造和室:約6畳」で、僕は8畳の部屋で使っているんですが、加湿性能にまったく問題ありません。
部屋の湿度が40%の状態からでも、1時間ほどすれば50%くらいまで上げてくれます。
しかも加熱スチーム式なので、出てくる蒸気が暖かくてほのぼのします。
ということで、加湿性能は「◎」です。
【山善の加湿器KS-A252の感想2】大きさ = ◎
KS-A252の大きさは、下写真のとおり。
実際の部屋よりも「適用畳数が低いタイプ」ということもあり、コンパクトでいいですね。
春になったらキレイに洗って乾かして、押し入れにしまってもジャマになりません。
重さも1.6キロと軽々なので、持ち運びもラクです。
ちょうどいいサイズで、大きさも「◎」です。
【山善の加湿器KS-A252の感想2】操作しやすさ = ◎
FKS-A252のボタンは1つだけ。
加湿オン⇔オフだけで、操作に迷うこともありません。
そして水がなくなったら「給水ランプ」がつき、自動で運転が止まる。
空焚きすることは、ありません。
加湿器に必要最低限のボタン・機能で、操作しやすさも「◎」です。
【山善の加湿器KS-A252の感想3】お手入れのしやすさ = △
KS-A252は、というか「加熱スチーム式」のデメリットなんですが、お手入れが大変です。
取説では「1週間に1回以上、蒸発皿などの水アカを拭き取る」と記載がありますが、さすがに面倒なので、3週間ほどサボっていると、下写真のようになります。
「水アカをそのままにしておくと取れなくなり、性能が低下する」ということで、やむなく各部品と内部を、スポンジで掃除。
水につけておけば大体落ちるんですか、さすがに2年使っていると、汚れもたまってきます。
ひんぱんに手入れが必要で、しかも「水アカが取りきれない」ということで、お手入れのしやすさは「△」です。
【山善の加湿器KS-A252の感想4】給水のしやすさ・頻度 = ◯
KS-A252の給水タンクは2.5L。
僕は問題ないですが、女性など手が小さい方だと、やや持ち手が幅広く、もちづらいかもしれません。
そしてファンヒーターをつけていると、加湿器もつけっぱなしです。
僕は家で仕事をするので、ずっと仕事をするときは、2日で3回くらいは給水します。
仕事の息抜きになっていいんですが、「12時間くらいもってくれればなあ」という要望です。
給水タンクの持ちやすさ、頻度ともに「いま一歩」ということで、給水のしやすさ・頻度は「◯」です。
【山善の加湿器KS-A252の感想5】消耗品の寿命 = ◎
KS-A252の消耗品は、下写真の中央に浮かんでいる「水アカフィルター」。
取説では、水アカフィルターは「汚れが落ちなかったり、固くなったり破れた場合は交換」とありますが、ウチのはまったく問題ナシで、汚れもないので、交換の必要がありません。
付属品として「交換用」が1枚ついているのですが、それすら使っていません。
そのため、消耗品の寿命も「◎」です。
【山善の加湿器KS-A252の感想5】本体の寿命・故障しにくさ = ◎
2年使ってきましたが、KS-A252の動作は何の問題もありません。
構造が単純なので、故障する可能性が低いんでしょうね。
ただ気になるのは、本体内部の「蒸発皿」で、いくら定期的に拭き掃除をしても、2年も使えばとれない水アカがでてきます。
「来年使ってどうかな…?」という心配は残ります。
とはいえ、ここまで2年使って問題ありませんので、本体の寿命・故障しにくさも「◎」ですね。
使ってわかった加熱スチーム式加湿器のメリットとデメリット
山善の加湿器KS-A252は「加熱スチーム式加湿器」です。
加熱スチーム式とは、「内部のヒーターで水を加熱し、発生した水蒸気を空気中に放出する加湿器」のこと。
ここでは、KS-A252を使ってわかった加熱スチーム式加湿器のメリットとデメリットを、以前使っていた「超音波式」とくらべてご紹介します。
(「超音波式」は、「超音波振動」によって水を霧状の水滴にし、ファンで空気中に放出する加湿器)
使ってわかった加熱スチーム式加湿器のメリット
加熱スチーム式加湿器のメリットは、次の点です。
【メリット1】蒸気が暖かい
「蒸気が暖かい」のはあたりまえなのですが、以前「超音波式加湿器」を使っていたので、「加湿器から放出される水分が暖かい」ことにおどろきました。
「超音波式」は、水を霧状の水滴にして放出するので、部屋が寒くなるんですよね。
それに対して、「加熱スチーム式」は加熱しているため、部屋の温度は上がります。
【メリット2】蒸気にカビや雑菌などが含まれる心配が少ない
「超音波式加湿器」は、カビや細菌が繁殖しやすくなります。
ですので、1年以上使っていると、定期的にお手入れはしても不安になっていました。
「加熱スチーム式」は一度加熱しているため、雑菌を放出する可能性も低く、心配せずに済みます。
使ってわかった加熱スチーム式加湿器のデメリット
加熱スチーム式加湿器のデメリットは、次の点です。
【デメリット】お手入れがメンドウ
「1~2週間に1度は水アカ掃除」というのは、メンドウですね。
まえに勤めてた会社でも同型を使ってましたが、誰もお手入れしないので、もう水アカがえらいことになってました。
「じゃあ超音波式はお手入れがいらないか」といえばそんなことはなく、雑菌の繁殖を抑えるため、やはりキレイに保つ必要があります。
加湿器は水を使うという家電の運命として、お手入れのメンドウさは諦めたほうがよさそうですね。
個人的には「超音波式」より「加熱スチーム式」加湿器がおすすめ
メリットデメリットを見ていただいて分かるとおり、個人的には「超音波式」より「加熱スチーム式」加湿器が、ダンゼンおすすめです。
超音波式から噴霧される霧は、ホントにヒンヤリします。
体感的な温度が2~3度下がるほど。
そして、いくらキレイにしたつもりでも「細菌がいるのでは…?」と不安になってしまいます。
そういった心配もなく、体感的にも暖かい、加熱スチーム式はおすすめです。
◆「5つの加湿方式のちがい」をもっと知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
【レビュー・口コミ】山善の加湿器KS-A252のとても良いところ
- 蒸気が暖かく、部屋の温度が下がらない
- 加熱しているので、蒸気に細菌がいる可能性が低い
- 適用畳数に満たない性能でも、問題なく加湿できる
- 水がなくなると自動停止するので、空焚きの心配がない
- 1日使っても、だいたい1回の給水で済む
- 消耗品が減らない
【レビュー・口コミ】山善の加湿器KS-A252のイマイチなところ
- お手入れがメンドウ
- 水アカが落としきれない
【レビュー・口コミ】山善の加湿器KS-A252の総合評価:80点!おすすめ
山善の加湿器KS-A252の総合評価は、80点です!
8畳の部屋に住んでる方でも、問題なくつかえますよ。
お手入れは、「加湿器を使う以上、しょうがない」と思って、しっかり行いましょう。
山善の加湿器KS-A252を使ってみたい方は、こちらからどうぞ。
KS-A252とは、サイズも消費電力も、重さもまったく同じ後継機種が、こちらのKS-A254です。
◆「おすすめの加湿器」をもっと知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。
まとめ:加熱スチーム式加湿器で部屋をしっかり潤しましょう
この記事では、山善の加湿器KS-A252を2年使い続けた感想と、「加熱スチーム式」加湿器を使ってわかった、そのメリットデメリットもご紹介しました。
KS-A252もその後継機も、値段が手頃で長く使えます。
ぜひあなたも、加熱スチーム式加湿器を使って、部屋をしっかり潤していきましょう。
◆加湿機能などがついた空気清浄機のおすすめを知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。