ホコリ・花粉対策として、部屋にぜひ置きたい空気清浄機。
ですが種類が多いため、
どの空気清浄機がいいの？
という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、｢単機能タイプ｣空気清浄機の基本知識や選び方から、価格帯ごとのおすすめモデルまでわかりやすく解説します。
「空気清浄機がほしいな…」と考えている方は、ぜひご覧ください。
◆パナソニックのジアイーノなど「除菌脱臭機」のオススメ品は、こちらの記事でご紹介しています。
｢単機能タイプ｣空気清浄機とは？そのメリットとデメリット
まずは｢単機能タイプ｣空気清浄機とはどういったものか、どんなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。
｢単機能タイプ｣空気清浄機とは？
｢単機能タイプ｣空気清浄機とは、「加湿」や「除湿」などの機能がついていない、空気清浄機能に特化したモデルです。
｢単機能タイプ｣に対して、「加湿」や「除湿」などの機能がついたモデルは、「複合タイプ」空気清浄機となります。
｢単機能タイプ｣空気清浄機のメリットとデメリット
空気清浄機能に特化した｢単機能タイプ｣空気清浄機と、「加湿」や「除湿」などの機能がついた「複合タイプ」空気清浄機。
それぞれ次のような、メリットとデメリットがあります。
｢単機能タイプ｣空気清浄機のメリット
- 構造が自体が空気清浄機能に特化しているため、初期性能が維持しやすい
- 構造が単純なため、お手入れがラク
｢単機能タイプ｣空気清浄機のデメリット
- フィルターの交換コストがかかる
- 加湿や除湿などを行いたいときは別途購入するため、コストと場所が必要になる
◆「実際に使ってわかった、単機能タイプのメリット・デメリット」は、こちらの記事でご紹介しています。
「複合タイプ」空気清浄機のメリット
- 一台で二役三役がこなせるため、省スペース
- 空気清浄機＋加湿器と、べつべつに購入するよりも価格が安い
- 長寿命フィルターを使ったタイプが多いため、フィルター交換の手間が少ない
◆「複合タイプ」空気清浄機のおすすめモデルは、こちらの記事でご紹介しています。
「複合タイプ」空気清浄機のデメリット
- 複数機能をまとめた構造のため、初期性能が低下しやすい
- 構造が複雑なため、お手入れが大変
｢単機能タイプ｣空気清浄機の選び方
次に、｢単機能タイプ｣空気清浄機の選び方をご紹介します。
手順はつぎの2点です。
〈単機能タイプ空気清浄機の選び方①〉空気清浄機につけたい機能・性能を選ぶ
まずは、空気清浄機につけたい機能・性能を選びます。
「空気清浄機でどんなことを優先させたいか」を考えると、アイデアが出やすいですね。
たとえば、次のような機能や性能があります。
- コンパクトで「360度吸い込み式」なので、置き場所を選ばない：Blueair Blue Pure 411
- 「高性能TPAフィルター」を使用し、フィルター交換が不要：airdog X5s
- 独自の空気浄化技術「プラズマクラスター7000」を搭載：SHARP FU-N50
〈単機能タイプ空気清浄機の選び方②〉適用床面積(適用畳数)を選ぶ
次に「適用床面積（適用畳数）」を選びます。
ちなみに、カタログに記載された「適用床面積（適用畳数）」とは、「規定の粉塵濃度を、30分で清浄できる部屋の広さ」を表します（Panasonicより）。
また購入資金にゆとりがあるなら、「実際に置く部屋の2倍の『適用床面積（適用畳数）』モデルを選ぶ」という方法があります。
これなら、部屋の空気があっという間にキレイになるというわけです。
◆よりくわしい「空気清浄機の選び方」は、こちらの記事でご紹介しています。
［おすすめ単機能タイプ 空気清浄機1］実売価格 5万円以下のモデル
ここからは、実売価格帯ごとに、おすすめの単機能タイプ空気清浄機をご紹介していきます。
まずは、実売価格 5万円以下の単機能タイプ空気清浄機です。
360°吸い込める円柱構造でコンパクトデザイン：【シャープ】空気清浄機 FU-NC01
☆この製品は、人気雑誌『モノ・マガジン 2020年12月16日号』で紹介されています！
空気清浄機国内シェアNo.1メーカーのシャープ。
2021年1月15日に発売された新商品の空気清浄機 FU-NC01は、360°下吸い込みを可能とした小型円柱構造と、シャープ史上最小サイズのコンパクトデザインで人気のモデルです。
シャープ独自の技術「プラズマクラスター7000」を搭載し、花粉などの微小な粒子が壁に付着するのを防ぎます。
集じん機能と脱臭機能とがひとつになった「集じん・脱臭一体型フィルター」で、お手入れや交換もカンタンです。
TAFUフィルターとストリーマで強力集じんのコンパクトモデル：【ダイキン】ストリーマ空気清浄機 MC55X
エアコンや空気清浄機など、空調機器の製造・販売を行う「ダイキン」。
ストリーマ空気清浄機 MC55Xは、一般的なHEPAフィルターよりも集じん力が長続きする「TAFUフィルター」と、ダイキン独自の「ストリーマ」を搭載し、強力集じんを可能にしたコンパクトモデルです。
本体の高さを50cmにおさえたことで、圧迫感がなくなり、どんな場所にでも置きやすい。
集塵フィルターに捕集した菌をストリーマで除菌するため、フィルターで菌が繁殖する心配もありません。
ナノイー搭載しA4サイズ設置面積のスリムコンパクトモデル：【パナソニック】空気清浄機 F-PXT55
パナソニックの空気清浄機 F-PXT55は、独自技術の「ナノイー」を搭載し、A4サイズの設置面積で壁ピタ設置OKのスリムコンパクトモデルです。
5つのセンサーを搭載し、汚れや人の動きをすばやく検知します。
さらに、ハウスダストより小さい「2.5㎛以下の微小粒子状物質の量」を見極める「PM2.5解析プログラム」によって、自動で風量・気流を切り換えて、部屋の空気をキレイにします。
360°パワフル吸引でもNo.1の低静音設計モデル：【象印】空気清浄機 PU-AA50
☆この製品は、人気雑誌『モノ・マガジン 2020年11月16日号』で紹介されています！
象印の空気清浄機 PU-AA50は、花粉などがたまりやすい床上30cmを360度全方位から吸引・清浄する構造と、パワフルな清浄力を生む「二重反転プロペラファン」を搭載しながらも、標準運転時39dBと業界No.1の低騒音設計モデルです。
39dBとは「図書館のなか（40dB）」よりも静か。
除菌・脱臭・集塵の3つの役割をもつ「大面積マルチフィルター」を使用しているため、お手入れは「フィルターを交換するだけ」とカンタンです。
［おすすめ単機能タイプ 空気清浄機2］実売価格 5万～10万円のモデル
次に、実売価格 5万～10万円の単機能タイプ空気清浄機をご紹介します。
高い集塵力とデザイン性 + アプリ：【Blueair(ブルーエア)】Classic 405
☆この製品は、人気雑誌『グッズプレス 2020年12月号』で紹介されています！
スウェーデンで設立された、空気清浄機の専業メーカー「Blueair(ブルーエア)」。
現在は世界60カ国以上で製品を販売し、空気清浄機の高級メーカーとして有名となりました。
「Classic（クラシック） 405」の適用床面積は33畳。
微粒子を99.97%除去できる、ブルーエア独自の 「HEPASilent®テクノロジー」を搭載しました。
フィルターは掃除不要で、半年に1度の交換だけで高い空気清浄力を誇ります。
さらに、スマホに「Blueair Friend」アプリをインストールすれば、本体の電源オン・オフやナイトモードなど便利に使うことができます。
大風量で部屋中の空気を循環：【バルミューダ】BALMUDA The Pure A01A-GR
☆人気雑誌『MONOQLO 2021年1月号』で｢ベスト･バイ 2020 空気清浄機｣に選ばれました！
独自デザインの家電を製造・販売し有名になったメーカーの「BALMUDA（バルミューダ）」。
The Pure A01A-GRは、航空機のジェットエンジン技術を応用した独自の構造により、天井まで届く大風量を実現しました。
また、TrueHEPAフィルターと活性炭フィルターを内蔵しているため、高い清浄力も特徴。
本体デザインを極力シンプルにしているので、さまざまな部屋と調和します。
運転時のデザイン性の高さは、バルミューダの紹介動画でぜひ確認してください。
グッドデザイン賞受賞でデザイン性が高い：【日立】空気清浄機 EP-VF500R
☆この製品は、人気雑誌『グッズプレス 2020年6・7月合併号』で紹介されています！
EP-VF500Rは、プロダクトデザイナーの深澤直人氏がデザインした空気清浄機です。
本体正面をすべて水平ルーバーにし、ひとつのテクスチャとして表現しています。
2019年度グッドデザイン賞を受賞し、デザイン性の高さを証明しました。
しかしデザインだけではありません。
もともとは、大気汚染が深刻な中国市場向けの大風量タイプとして、海外先行で販売されていました。
その後、日本へ逆上陸をはたします。
10年つかえる「アレルオフ微細じんHEPAフィルター」など3つのフィルターで、アレル物質まで抑制。
51畳まで対応する、ハイパワーもうれしいですね。
［おすすめ単機能タイプ 空気清浄機3］実売価格 10万円以上のモデル
次に、実売価格 10万円以上の単機能タイプ空気清浄機をご紹介します。
世界初TPAフィルター搭載で水洗い可能：【トゥーコネクト】Airdog（エアードッグ） X5s
☆この製品は、人気雑誌『グッズプレス 2020年12月号』で紹介されています！
Airdog（エアードッグ） X5sは、世界で初めて「TPAフィルター」を搭載した空気清浄機です。
「TPA（Twin Pole Active）フィルター」とは、二極の電極で電磁場を生成し、汚染物質にプラスイオンを帯電させることで、カビ・ホコリ・ウィルス・バクテリアまで吸着することができるフィルター。
紙の「HEPAフィルター」とは、集塵の構造がまったくちがうんですね。
集塵能力が高いため、医療現場をはじめ教育施設や飲食店などで多く導入されています（Airdogより）。
そしてフィルターは交換不要。
紙フィルターのように集塵能力が下がらず、水洗いできるので清潔です。
本体は高額ですが、フィルター費用がかからないことを考えると、コスパも良い空気清浄機といえます。
25年ぶりの最上位モデル刷新：【Blueair（ブルーエア）】Protect 7470i、7770i
☆この製品は、人気雑誌『デジモノステーション 2021年2月号』で紹介されています！
Protect 7470i、7770iは、25年ぶりにリニューアルされたBlueair（ブルーエア）の最上位モデル。
約3年以上の歳月をかけて開発された自信作で、2020年12月に発売されました。
7470iは適用床面積が40畳、7770iは70畳となりますが、そのほかの装備はほぼ同様。
操作は本体上部のタッチスクリーンで行います。
専用アプリと連動することで、外出先から操作したり、部屋の空気の汚れ具合をグラフにすることも可能。
ブルーエア独自の「HEPASilent Ultra™テクノロジー」を搭載し、0.03μmまでのウイルスレベルの超微粒子を99%以上除去します。
また、あらゆる角度からきれいな空気を送り出す「SpilaiAir™」によって、8畳をわずか4分で清浄することが可能となりました。
［おすすめ番外編］空気品質モニタリングデバイス
部屋の空気が「どれだけキレイになったか」を知りたいときは、「測定」することが一番。
ここでは「PM2.5」や「二酸化炭素」などを測定して「空気の質」がわかるデバイスをご紹介します。
部屋の｢PM2.5｣なども測定できるデバイス：【フォーカルポイント】uHoo（ユーフー）
☆この商品は、人気雑誌『クロワッサン2020年4月25日号』で紹介されています！
uHoo（ユーフー）は9個の空気センサーで、次の9つの情報がわかる世界初のスマートデバイスです。
- 気温
- 湿度
- 気圧
- 二酸化炭素
- TVOC(総揮発性有機化合物量)
- PM2.5
- 一酸化炭素
- 二酸化窒素
- オゾン
空気清浄機は置き場所によっても、部屋の空気がキレイになる状況が変わります。
ぜひuHooと空気清浄機を一緒に使うことで、効果的な空気の清浄を行ってみましょう。
Amazon･楽天市場･Yahoo!ショッピングの｢空気清浄機｣人気ランキング
Amazon･楽天市場･Yahoo!ショッピングの「空気清浄機」人気ランキングは、こちらからご覧いただけます。
「どの空気清浄機がいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。
・Amazon：空気清浄機 の 売れ筋ランキング
・楽天市場：空気清浄機ランキング
・Yahoo!ショッピング：空気清浄機ランキング
まとめ：おすすめの｢単機能タイプ｣空気清浄機で､あなたの部屋をキレイに
この記事では、おすすめの｢単機能タイプ｣空気清浄機を、価格帯ごとにわかりやすく解説しました。
さまざまな機種がありますが、それぞれのモデルに特徴がありますね。
ぜひ記事を参考に、おすすめの｢単機能タイプ｣空気清浄機を選んで、あなたの部屋をキレイにしましょう。
◆「空気清浄機のおすすめメーカー」や「花粉症への対策」などを知りたい方には、こちらの記事がオススメです。
参考文献・サイト・データ
この記事では、こちらの文献やサイトを参考にさせて頂いています。
- 雑誌『デジモノステーション 2021年2月号』エムオン・エンタテインメント
- 雑誌『グッズプレス 2020年12月号』徳間書店
- 雑誌『モノ・マガジン 2020年11月16日号』ワールドフォトプレス
- 雑誌『グッズプレス 2020年11月号』徳間書店
- 雑誌『グッズプレス 2020年6・7月合併号』徳間書店
- 雑誌『クロワッサン2020年4月25日号』マガジンハウス
