新型コロナの影響もあり、キャンプがブームです。
そしてキャンプグッズはどんどん進化しており、性能が向上したランタンも次々と発売されています。
そのため、
たくさんありすぎて、どのランタンを選べいいのかわからない…
という方も、多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、初心者でもわかるランタンの選び方や、LED・ガス・ガソリンランタンのメリット・デメリット、ランタンスタンドの選び方までご紹介していきます。
防災用やキャンプに使うランタンの購入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
◆「防災やキャンプにおすすめのランタン」はこちらの記事でご紹介しています。
【初心者でもわかるランタンの選び方1】LED・ガス・ガソリンランタンの特徴とメリット・デメリット
それではここから、初心者でもわかるランタンの選び方をご紹介していきます。
まずは、ランタンの種類とそれぞれのメリット・デメリットです。
ランタンの種類は3つ
ランタンには、次の3種類があります。
そしてそれぞれのランタンの特徴とメリット・デメリットは、次項からご紹介するとおりです。
LED(電池式)ランタンの特徴とメリット・デメリット
LEDランタンとは、乾電池や充電池でLED発行させるランタンです。
以前は光量が弱いモデルが多かったのですが、最近は大光量タイプも増えているため、さまざまな場所で使えるようになっています。
LED(電池式)ランタンのメリット
- ガス・ガソリンランタンとちがい、「倒れても安全」・「火災の心配がない」なのでテント内でも使える
- 熱くならないので、使う場所を選ばない
LED(電池式)ランタンのデメリット
- ガス・ガソリンランタンとくらべて、光量が弱いモデルもある(現在は光量が強いモデルも多く出ています)
- ガス・ガソリンランタンとくらべて、照明時間が短いモデルもある
ガスランタンの特徴とメリット・デメリット
ガスランタンとは、ガズボンベを装着して使う、ガスを燃料としたランタンです。
「燃焼式ランタン」のひとつで、「アウトドアガスカートリッジ」や「カセットガスカートリッジ」に封入されたLPガスを使用します。
ガスランタンにはマントル(下写真)を使うモデルと、使わないモデルがあります。
マントルとは、「ガラス繊維を網状にした袋」のことで、電球のフィラメントと、同じ役目をはたします。
ガスランタンのメリット
- LEDランタンとくらべて大光量
- ガソリンランタンよりも手軽に使えて、ビギナーでも使いやすい
ガスランタンのデメリット
- 「本体」と「燃料」のほかに、「マントル」を用意する必要がある
- 気温が低いと、気化熱の影響で十分な明るさが得られないことがある
- 火災の恐れがあるため、テント内では使えない
ガソリンランタンの特徴とメリット・デメリット
ガソリンランタンとは、本体下部のタンクにガソリンを入れて、マントルを装着して使うランタンです。
ガスランタンと同じ「燃焼式ランタン」のひとつで、多くのモデルでは「ホワイトガソリン」を使用。
ただし、なかには「レギュラーガソリン」も使える兼用モデルもあります。
ガソリンランタンのメリット
- LEDランタンとくらべて大光量
- ガスランタンとくらべて、外気温に左右されず「安定した明かり」を提供できる
ガソリンランタンのデメリット
- 「本体」と「燃料」のほかに「マントル」を用意する必要がある
- 燃料の「ホワイトガソリン」が手に入れづらい(アウトドアショップなどで購入する必要あり)
- 火災の恐れがあるため、テント内では使えない
[オマケ]防災・キャンプにあると便利なヘッドライト
夜間の明かりとして、防災やキャンプであると便利なのが、ヘッドライトです。
ぜひランタンのほかに、準備してほしいライトのひとつ。
頭に装着するため、両手を自由に使える点がメリットです。
さまざまなサイズがありますので、子ども用には小さくて軽いモデルを選びましょう。
【初心者でもわかるランタンの選び方2】選び方のポイントは「明るさ」・「照明時間」
ランタンの選び方のポイントは、「明るさ」と「照明時間」です。
明るいものを長時間使用したいのであれば、ガス・ガソリンランタンの大型タイプを選びましょう。
ただし熱くなり、マントルを準備する手間がかかります。
そのため手軽に使いたい場合は、大光量タイプの LEDランタンがおすすめです。
また、ガス・ガソリンランタンを購入する場合は、燃料やメーカーを「バーナー」とそろえるのがポイント。
燃料やメーカーが同じであれば、持っていく燃料が1種類で済みます。
【初心者でもわかるランタンの選び方3】場面ごとのLED・ガス・ガソリンランタンの選び方
次に、「場面ごとのランタンの選び方」をご紹介します。
[ランタンの選び方①]キャンプで使う場合
キャンプで使うランタンの選び方としては、「①リビング用」・「②テーブル用」・「③テント用」の3種類にわけて考えるとわかりやすくなります。
①リビング用ランタンの選び方
リビング用ランタンは「メインランタン」ともいい、ランタンスタンドなどに吊るして、サイト全体を照らします。
そのため大光量のランタンを選びましょう。
光量のある「ガスランタン」または「ガソリンランタン」がおすすめ。
できれば300CP以上、せめて200CP以上のタイプを選んでください。
または大光量の「LEDランタン」でもOKです。
②テーブル用ランタンの選び方
テーブル上に置いて使用するのが、テーブル用ランタン。
倒しても安全な LED ランタンおすすめです。
肉の焼け具合などを確認するときは「白色」、食卓の雰囲気づくりには「暖色」のLEDランタンと使いわけるとより雰囲気が楽しめます。
③テント用ランタンの選び方
テント内では火災のおそれがあるため、「燃焼式ランタン」であるガス・ガソリンランタンは使えません。
テント用には、必ずLEDランタンを使いましょう。
「暖色」で、明るさを段階的に調節できるタイプがおすすめです。
また、夜中にトイレに行くときのために、ヘッドライトや懐中電灯を用意しておくとより便利です。
[ランタンの選び方②]ベランピングで使う場合
「ベランピング」とは、「ベランダ」と「グランピング」を合わせた造語。
家のベランダで、手軽な「おうちキャンプ」を楽しむことをいいます。
そんなベランピングでのランタンは、次のようなものを選びましょう。
- 明るさが調整しやすい
- 長時間使用できる
- 本体が熱くなったり、火災になる心配がない
- 面倒なメンテナンスが不要
- アクセサリのように使える
【初心者でもわかるランタンの選び方4】ランタンの明るさの単位(w・lm・CP)
ランタンの明るさにはいくつかの単位が使われています。
多いのは白熱電球の「ワット(w)」での表現。
そしてLEDランタンでは「ルーメン(lm)」が使われます。
- 60w=810lm
と覚えておいてください。
また、ガス・ガソリンランタンでは「キャンドルパワー(CP)」を使います。
ランタンスタンドの選び方
ランタンを吊るしておく道具が「ランタンスタンド」です。
記事の最後に、ランタンスタンドの選び方をご紹介します。
[選び方①]広いスペースがある:三脚タイプ ランタンスタンドがおすすめ
広いスペースがある場合には、三脚タイプのランタンスタンドがおすすめです。
三脚タイプ ランタンスタンドは、足を三方向に開きペグで固定して使う、一般的なランタンスタンドです。
カンタンに設置できますが、足を広げるスペースが必要になります。
[選び方②]スペースがせまい:一脚タイプ ランタンスタンドがおすすめ
スペースがせまい場合には、一脚タイプのランタンスタンドがおすすめです。
一脚タイプ ランタンスタンドは、地面に打ち込んで使うランタンスタンド。
省スペースでさまざまな場所に設置でき、三脚タイプのように「足を引っかけて倒してしまう」ことがありません。
ただし打ち込んで使うため、地面が固いと設置が大変というデメリットがあります。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「ランタン」人気ランキング
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「ランタン」人気ランキングは、こちらからご覧いただけます。
「どのランタンがいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。
・Amazon:ランタンの売れ筋ランキング
・楽天市場:ランタンランキング
・Yahoo!ショッピング:アウトドア ライト、ランタンランキング
まとめ:選び方を知って、あなたにピッタリのランタン・ランタンスタンドを
この記事では、初心者でもわかるランタンの選び方や、LED・ガス・ガソリンランタンのメリット・デメリット、ランタンスタンドの選び方までご紹介してきました。
ぜひ記事を参考に、あなたにピッタリのランタン・ランタンスタンドを選んでみてください。
◆「防災やアウトドアにおすすめのランタン」はこちらの記事でご紹介しています。
参考文献・サイト・データ
この記事では、こちらの文献やサイトを参考にさせて頂いています。
- 書籍『楽しむ!極める!キャンプ完全ガイド』木村東吉 監修・西東社
- 書籍『今すぐはじめたい人のキャンプ完全バイブル』コールマンジャパン 協力・ナツメ社
- 書籍『Fun!CAMP!』洋泉社MOOK
- 書籍『おうちキャンプ&アウトドア ベランピング スタイルブック』タツミムック